日本最大級の骨董市 京都・東寺の「弘法市」を知る旅

国内を知る旅

骨董市・蚤の市好きなら一度は行ってみたい東寺の「弘法市」
弘法大師の命日にちなんで毎月21日に開催されます。
1000店を超える出店は圧巻のスケール。
さすが京都!という質の良いアンティーク着物のお店もたくさんあり見ごたえ十分でした。

京都駅からも比較的近くアクセスしやすい場所にあります。

【基本情報】
開催時間:8:30~17:30
雨天決行
近鉄京都線「東寺」駅から徒歩6分

骨董市好き必見!出店数1000超えの東寺・弘法市

京都観光2日目は東寺の弘法市へ。
東寺に向かうバスは混みあっていますが、ほぼみなさん東寺で降ります。
みんな目的地は同じなんですね。

9時ごろまでかなりの雨が降っていたのですが、到着したころにはすっかりいい天気。
というか良すぎるくらい。
日焼け対策しっかりしないと、すぐに日焼けしてしまいそうです。

境内に入ってとにかく驚くのが、お店の多さ!
1000店超えの店舗数は伊達じゃない。

売っているものもさまざまで、自家製レモネードや京都らしい冷たい煎茶、Tシャツなどの古着、盆栽や生花、外国人に人気の日本らしい食器や漆器。
マッサージの出店もありました。
これは「歩き疲れた後には立ち寄りたくなるわー」と感心しました。

境内の足元は粗めの砂利です。
ヒールは向いていません。砂利は歩きずらくて疲れるので慣れた歩きやすい靴がおすすめです。

東寺の「弘法市」の歴史を知ろう

京都の「東寺」で毎月21日に行われる市で骨董品やアンティーク、古道具から食材まで1000店以上が出店します。

では「弘法市」がどういったものなのか歴史をひも解いてみましょう。

【東寺・弘法市について】
弘法市のはじまりは真言宗の開祖・弘法大師こと空海が承和2年(835年)3月21日に入定したことを起源とします。
入定とは人々の救済を目的として僧や行者が永遠の瞑想に入ることを指します。
僧が入定した後、その肉体は現身のまま即ち仏になるため「即身仏」(そくしんぶつ)と呼ばれています。

東寺では、延喜10年(910年)3月21日より弘法大師が入定した日に開祖の供養を行う法会(ほうえ)※1である御影供(みえく)※2を行うようになりました。
その後、毎月21日に人々が参詣に訪れるようになったことが「弘法市」のはじまりとされています。

弘法市をめぐる際には御影堂(大師堂)に詣でてから周りたいものですね。

※1…仏法を説くためや供養を行うための僧侶・檀信徒の集まり
※2…弘法大師の遺徳を偲ぶ法要

「世界遺産 東寺とは」

アンティーク着物の掘り出し物を見つけにいこう

私の目的のアンティーク着物の出店もたくさんありました。
色とりどりの反物に目がいきますが、まずは小物のチェック。
今回も2つの鏡をゲットしました。


帯に挟んで携帯するようにしています。
ちょっとしたチェックがすぐにできるし、コーディネートのアクセントになるので。

梅とうぐいすの鏡は、冬から春に向かう うっすら暖かくなってきた時期にコーデに取り入れたいと思っています。

最近のお目当ては「単衣」と「夏物」といった、そもそも数の少ない着物。
着られる時期が限られているので、アンティークとして市場に出る数が「袷」の着物に比べて圧倒的に少ないのです。


白い紬とブルーの単衣。
現代っぽい唐草が織り込まれた半幅帯。
いかにもアンティーク着物っぽいカラフルな袷の着物。

袷の着物は買わないつもりだったけど、なんと500円(!)という破格の安さに買わない理由が見つからなかった。
サイズもいい感じでした。

500円や1000円均一の着物がたくさんありました。
その中からシミや破れなどのチェックをして、サイズを確認して、「これだ!」という掘り出し物が見つかった時は脳内にドーパミンあふれるうれしさ。
今回もお得感たっぷりのいい買い物ができてまんぞく、まんぞく~♪

広い境内を歩いているとなにやら香ばしいいいにおいが。


焼竹の子!
見たことないめずらしさと、美味しそうなにおいに誘われて買わずにいられませんでした。

お兄さん、一本おくれ~。


だし汁に漬けてある竹の子を、やおら取り出して網の上へ。
ジュワ~っといい音をさせて、たちまち香ばしいにおいが立ち込めます。
一緒に刺してあるコンニャクもいいアクセント。

アツアツの焼きたてをいただきまーす。
うん、やわらかくて美味しい。
とくに穂先は絶品です。


生い茂る蓮の向こうに東寺を象徴する五重塔。

京都らしい景色を眺めながら焼き竹の子を堪能しました。

お兄さん、ごちそうさま~。

はじめての弘法市。
その規模に驚きつつ、充実した買い物ができました。



掘り出し物好きの私としては、毎月第一日曜日に開催される「ガラクタ市」にも興味津々。
次回はガラクタ市目当てで
訪れたいと思います。

「東寺・弘法市」

【まとめ】東寺 弘法市はこんなところ

・東寺の境内で弘法大師の命日である毎月21日に開催される骨董市
・開催時間:8:30~17:30で雨天決行
・骨董、アンティーク、古道具や食品など1000店を超える出店がある大規模な市
・500円や1000円均一のアンティーク着物がたくさんみつかる

歴史ある境内の建物を見ながらの宝探し。
京都の魅力が詰まった骨董市でした。

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